語学研修・文化研修および国際セミナー

2月から3月にかけて、短期の語学研修・文化研修が実施されます。現地で語学や文化を体験的に学習できる機会であり、毎年多くの学生が参加しています。また10月下旬には学生のための英語による論文発表会として3大学国際ジョイントセミナー&シンポジウムが開催されます。

天津師範大学語学・文化研修

中国語授業風景
中国語授業風景
太極拳体験
太極拳体験

2004(平成16)年から始まり、現在まで毎年3月に語学研修を行っています。研修の主な内容は、午前中がレベル別クラスでの中国語学習(文法・読解・会話・聴解)、午後は様々な中国文化体験(餃子作り、太極拳、天津市内観光地見学、など)となっています。1泊2日の北京小旅行では、万里の長城や故宮博物院など北京市内の主な観光地を巡ります。天津師範大学の学生との交流も組まれており、中国の同年代の人たちの考え方などを知る機会もあります。

<天津師範大学語学研修・文化研修 参加学生の声>

中国研修を振り返ると、とても充実した14日間だったように思えます。ほとんど経験したことがないことばかりで、毎日の出来事がとても新鮮でした。中国語はまだまだ話せるとは言えませんが、話そうという積極的な気持ちが芽生えました。私にとっては大きな進歩だと思います。また自分が積極的にならなければ、語学は上達しないということにも気付かされました。
はじめに私は中国に対してあまり良い印象を持っていませんでした。しかしありのままの中国を見てみると、人は親切で礼儀正しく、料理も美味しく、実際に行って自分の目で見てみないと分からないことがたくさんあるものだなあと感じさせられました。本当に参加して良かったと思います。
ぜひ皆さんも中国での研修に参加して、いろいろな事を感じてきてください!

タスマニア大学語学研修

2000(平成12)年から始まり、現在まで毎年2月中旬から3月中旬にかけて語学研修を行っています。研修の主な内容は、英語講座(約50時間)、小旅行(観光地訪問、小学校見学など)です。大きな特徴として挙げられるのは、研修期間の宿泊は全てホームステイです。毎日、ホストファミリーと過ごしながら、英語はもちろん、オーストラリアやタスマニアの文化に触れることができます。

<タスマニア大学語学研修・参加学生の声>

授業では、おもに、オーストラリアやタスマニアの文化を学びながらの日常会話の練習をしました。教材はハンドアウトで、タスマニアの文化や自然を織り交ぜた、興味深い内容のものばかりでした。Supervisorと呼ばれる現地の学生が一人、授業以外はほとんど私達と一緒にいてくれました。
研修中はホームステイでした。朝晩の食事はもとより昼食も弁当を作ってもらいました。家にいるときは家事の手伝いもしました。週末はほぼ毎週ホストファミリーと過ごし、タスマニアの観光名所に連れて行ってもらったり、現地の文化を経験させてもらったりしました。
タスマニアは自然が豊かで、海や川、自然公園によく行きました。タスマニアにしか生息しない珍しい動物をたくさん見ることができました。 留学って楽しい、もう一度、今度はもっと長く留学してみたいと思うようになりました。はじめて語学研修に参加してみたい人向きだと思います。

シアトルパシフィック大学春季語学研修

2009(平成21)年3月から始まった語学研修です。研修の主な内容は、英語講座(75レッスン時間)、課外活動です。英語講座には、クラス授業と共に個人レッスンも組み込まれているのが特徴です。宿泊はホームステイですので、ホストファミリーと過ごしながら、英語運用力を高めたり、アメリカ文化を知ることができます。

<シアトルパシフィック大学語学研修・参加学生の声>

私がシアトルパシフィック大学の語学研修に参加した動機は、本場の英語に囲まれて生活してみたい、というとても安易なものでした。英語が得意というわけでもなく、こんな私でも大丈夫かな…と少し不安に思っていましたが、説明会に参加したり家族や友人に相談するうちに、「1ヶ月半も海外で生活できる機会は学生生活の中でもう今しかない」と思い、決断しました。
現地ではA.C.Eのスタッフやホストファミリーがとても温かく迎えてくれました。私のホストは忙しい人たちでしたが、ホームパーティーをしたり、週末に海や買い物に連れて行ってくれたりしました。学校生活もとても充実しており、モンゴルやサウジアラビア、韓国の留学生と一緒に映画を見たり、ランチをしながらディスカッションしたりして、より実践的な形で英語を学ぶことができました。友人とシアトル観光するのも楽しみでした。不安なことも多々ありましたが、参加してよかったと思います。

3大学国際ジョイントセミナー・シンポジウム

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発表風景

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質疑応答

3大学国際ジョイントセミナー・シンポジウム(Tri-U IJSS:Tri-University International Joint Seminar & Symposium)は、1994年に三重大学(日本)・江蘇大学(中国)・チェンマイ大学(タイ国)の3大学が中心となり、「人口・食料・エネルギー・環境」をテーマとして、学生・教員の研究発表、意見交換、友好促進の場として始まりました。この3大学が交代でホスト大学となって毎年開催されています。教育学部からも毎年このシンポジウムに参加者を出しています。2006年第13回大会および2009年度第16回大会は三重大学で開催されました。毎年多くの国から100人を超える参加者が集まります。

<3大学国際ジョイントセミナー&シンポジウム 参加学生の声>

3大学ジョイントセミナー・シンポジウムに参加して、たくさん自分を振り返る機会が持ててよかったと思います。自分の研究テーマを改めて見直す機会ができましたし、そのテーマをさらに掘り下げて英文のレポートに仕上げることができました。PPTを使って効果的に英語のプレゼンをするにはどうすればよいか考え、本番の発表につなげました。何より増してよかったことは、たくさんの人との出会いでした。3大学合同を盛りたてようと頑張ったスタッフの学生や苦労を共にした発表者と指導していただいた先生方。アジア各国から集った大学生との交流での話の数々は、私の一生の宝ものになることと思います。